山田温泉・五色温泉・七味温泉(H14年5月2週号)

古谷一行と木の実ナナの「混浴露天風呂殺人事件」という警察シリーズがある。題名から察しがつくように、ギャルの混浴のお色気がついている。こういうサスペンスは、息抜きによいし、温泉場はふんだんにでてくる。

先週、なんとなく再放送をみていたら、七味温泉がでてきた。大きな旅館の建物を見て、ビックリした。何故なら、ここは高校生くらいのときに行っただけで、当時は小さな古ぼけた旅館が1軒だけだった。変わったものである。この渓谷にそって、下流から山田温泉、五色温泉、七味温泉と3つの温泉がシリーズになっている。一番奥の七味温泉からは、急な坂道になり、昔はこの急坂を登り、万座温泉に行ったのである。私が高校生くらいのときに、バス道路が反対の山側にできたが、それまではこの道が重要な万座温泉への道であった。

五色温泉は大学時代、数人の友人と泊まった。ランプしかない旅館で有名であった。しかし、この旅館の館主は、確か慶応大学をでた人で、このようなひなびた旅館を宣伝していたのである。ランプでマージャンをしたように思う。大学を卒業して、東京に就職したとき、歯痛で、会社の近くにある歯医者に行った。そしたら、医者が「西沢は長野に多い。お前も長野の出身だろう。」と言った。そうですと言うと、「俺の弟が五色温泉で旅館をしている。」と言った。奇遇であった。

コンサルタントになってから、20年程前、須坂の会社にコンサルティングに行った。宿は会社に近い山田温泉であった。山田温泉は渓谷が急で、大観光資本が入りにくいので大衆化せず、老舗の旅館がある。そこに泊まった。露天風呂は、急な渓谷の坂の傾斜にある。岩の露天風呂から、渓流を見下ろせるのである。仕事で行ったのでウィークディだから宿は空いていた。一人、露天風呂で渓谷をのんびりと眺めることができた。 だから、「混浴露天風呂殺人事件」のようなお色気?はなかった。

残念ながら、この3つの温泉で七味温泉だけは通過しただけで、未だ泊まったことはない。