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夏樹静子はミステリー小説家として有名である。現在、62、3歳と思うが、54歳のとき、突然、腰が痛くなる。いろいろ検査するが、肉体的には全く異常がない。占いで怨霊が祟っているということで、御祓もやった。しかし、全く効果がなく、その痛さは自殺を考えるほどになる。こうして、3年間が経過する。
最終的に心身症の医者に入院する。医者は、ストレスが原因であると言う。潜在意識が問題で、ストレスを感じて、抵抗しており、それが痛みの原因であると推定する。しかし、彼女は信じない。ストレスでこんなひどい痛みはありえないと思うからだ。
医者は、夏樹静子を辞めるべきだという。断筆である。
入院して、断食をすすめられる。栄養は点滴で補う。そして、一切の情報はカットされた。
後で、分かったことは、点滴に糖分はなかったという。だから、脳はカロリーを失った。
これは、頑固者に効果的な療法だという。
この療法で、「どうも、先生の言うことも一理あるかもしれない。」と思うようになる。
そうするうちに次第に痛みはなくなり、3ヶ月くらいで退院する。
1年は家庭生活に没頭する。その後、徐々に作家活動にもどり、3年で完全に回復する。
まさに、心と体のミステリーの体験である。
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