八戸まで新幹線開通 (H14年11月3週号)

今年12月1日、八戸まで新幹線が開通するという。JR東日本はダイヤの大改訂である。 最短時間で2時間59分という。1分削って、3時間にしなかったのは、スーパーの売値のようで心憎い数字である。

20年くらい前に、八戸に本社がある東北の大問屋に改善の仕事で通ったが、当時は飛行機で三沢に行き、そこから、迎えに来た会社の車で、小一時間で八戸の宿に入った。
この会社は、問屋業が中心であったが、その社長は何代目かであった。変わった経歴の人で、京都大学の物理を出たという。そのせいか、教育熱心で、有名人を呼んで幹部に対して講演をしてもらっていた。長島選手も来たそうである。
当然、社用車でこの運転手が空港まで送り迎えをする。その間に運転手は有名人と車という密室で直接会話ができる。「いい勉強になります。」と運転手が言っていた。そして、誰々はこういう話をしたと思い出して語ってくれた。私も何回もこの自動車に乗ったので、この運転手の話は私にとってもいい勉強になった。

その運転手の話の中で、私が今でも覚えているのは、大山将棋名人が言ったことである。それは小学生くらいの子供で、これは将来将棋で伸びそうだというのは、将棋の駒の置き方で分かるのだという。将棋の駒をきちんと升目に置く子供は伸びるという。これはおそらく、頭脳のパターン認識がきちんとするからであろう。

昨年、久しぶりに、八戸を特急「はつかり」号の列車で3回通過した。盛岡の仕事を終え、青森の仕事に行くためであった。逆に移動するときもあった。
盛岡始発の場合、午後5時頃、「はつかり」号のグリーン席に乗ったが、これは先頭車両の半分だけで、20席程度しかない。だから、すぐに埋まる。一度、満員でとれず、逆に普通車のほうがとれたことがあった。これが1時間で八戸に着くと、ほとんど降りて、ガラガラになる。そして、夜7時半頃、青森駅に着く。ホテルまで歩いてすぐである。

この名物特急「はつかり」が新幹線登場で今月末に終わりになるという。

東京から八戸までは、新幹線と三沢への空路との勝負となろう。飛行場までのアクセスを考えると、時間的にはいい勝負ではないか。