ハンドパワー・その2
(H18年1月3週号)

ハンドパワーについては、神谷氏(このホームページの息抜きコーナーの3.健康・病気・身体の「ハンドパワー:H16年6月3週号」参照)を通じて、自分もそのパワーを自覚するようになった。その後、これについて調べてみたら、実に、古代からの長い歴史があり、現在でも内外で活動が盛んなのを知った。「誰にでもできる」ということで、ハンドパワーを習得する研修会が、日本でもアメリカでも開催されている。気功と違い簡単に習得できるようだ。

図書館に昭和56年(1981年)に出版された祥伝社の新書版のNON・BOOKに「ハンドパワーの秘密」があった。この頃、この本が出版されたことから分かるように、ハンドパワーは、1970年代から日本ではこの分野に関連する人々の間には、盛んになってきたようだ。

英語的には、ハンド・ヒーリングというようだ。アメリカでは手を患者にタッチして直すこともあるから、セラピューティック・タッチということもある。但し、患者に直接、手を触れると、医療行為とみなされ、資格制度など法的にうるさい国もあるようだ。

手から、何らかの生体エネルギーが発生するのがハンドパワーというのであろう。強いときには、西野流呼吸法の西野氏のように人を飛ばす(このホームページの息抜きコーナーの3.健康・病気・身体の「気エネルギーとガン細胞:H17年11月4週号」参照)。
このパワーを病気治療に使うので、ハンド・ヒーリングというのであろう。

現代医学の治療でもすぐに治らない病気が、手をかざすことで簡単に治る。薬もいらないので副作用の心配もないし、手軽で費用も安い。この点で、欧米でも治療医学の面で研究が進んでいるようであるが、決定的な理論体系ができていない。現在は、いろいろな専門グループでそれぞれ研究しているようだ。

ある流派では、ハンドパワーを向上するには鼻呼吸(鼻から吸って、鼻から吐く)がポイントであり、鼻呼吸をしないヨガ教室はなんともいえない臭いがするという解説があった。しかし、鼻呼吸は、昔からヨガの基本であるからこの解説はウソである。また、この流派では、ハンドパワーを出すには利き腕ではなく、左手がよいとあったが、ものすごい気のエネルギーを出す西野氏は右手から出している。

このように、まだ、人体に関してはいろいろ未知のことが多いから、あまり、言い切るのはどうかと思う。古武術の研究家の甲野善紀氏も言うように、人の力は未知が多い。だから、子供のスポーツ訓練である型を押し付けて怒鳴る方法は下手な方法であると強調している(このホームページの息抜きコーナー1.一般的な社会問題・文化・習慣コーナーの「怒鳴るスポーツ訓練:H16年7月2週号」参照)。

ハンド・ヒーリングの効果という事実はあるが、その原理は未知の点が多いので、インチキな話が出やすい。だまされないことだろう。人に害を与えるものではないだろうが、宗教色の濃い流派もあるようなので、金のかかる誘いには要注意だ。