| 2月6日、7日と日経ビジネス主催で、「日本再生・トップマネジメントセミナー」があった。仕事の都合で、2日目だけ、聞きに行った。
最初、ライブドアの日本放送株の取得問題で、テレビ朝日の報道ステーションによく登場していた一橋大学院教授の佐山氏の講演があった。今、ライブドアの問題がマスコミで盛んであるので、講演もタイミングを得たものであった。氏は、株投資は、投資先のことを考えてその成長を配慮すべきであるとしている。ディトレーダーの単なるデータの動きによる投資に批判的であるようだ。
次に、東大総長の小宮山氏の講演があったが、これは非常に興味ある視点を提供してくれた。それは、マスコミで、あまりにも日本の将来像を悲観的に描いているのに対して、「災い転じて福をなす」という発想である。高齢化、少子化、環境汚染、エネルギー問題など、多くの問題があるが、これは逆に、解決すべき課題であり、社会的なニーズがあるという発想である。この問題は、多くの国が今後抱えてくる問題である。
したがって、これらの問題を解決する課題として、挑戦し、解決すれば、日本ははじめて先進国となることが出来る。明治以来、先進国を追う発想で来たが、実力は十分に備わったと言える。今後は「課題先進国『日本』」である。
実際、エアコンの省エネルギーは、世界第1位の技術力をもち、自動車の燃費効率も世界最高である。GNPは世界第2位だが、エネルギー消費量は5位ではないか。
現在、日本が持っているバラバラの知識力をこの課題解決に結集していけば、日本の将来は明るいと言わなければならない。東大のような総合大学が、その知識の結集に果たす役割は大きいというわけである。
最後に、日産の最高執行責任者の志賀俊之氏より日産の再生と成長戦略と題して、しめくくりの講演があった。すでに、マスコミで報じられている内容が多かったが、ルノーのCEOを兼任して、訪日回数が減ったゴーン氏が、日本人の後継者の教育に力を注いでいるという話は興味があった。
2月12日のテレビの報道2001で「日はまた昇る」のエモット氏が登場していた。その意味で最近、日本の未来を明るく描く考えが登場しつつある。
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