| 大手のクレジットカード会社のサービス会社という発信名で、英文メールがきた。意訳すると次のようになる。
「今日は。大変なことになりました。ハッカーによりある情報処理が破壊され、貴方の当社カードのデータを保護するコードも破壊されました。
貴方は、すぐに貴方のカードの残金をチェックし、疑わしい引出しがあったときは、すぐにカードを発行した銀行に連絡してください。
しかし、疑わしい引出しがないときでも、カード情報が流失し、使用されている可能性があります。おそらく、貴方のカード発行者である銀行の対応が遅れ、情報がまだ更新されていないと思います。
そこで、当社のサイトから、貴方の個人情報を更新することを、是非とも勧めします。そうしないと、盗難にあった場合のお金は保障できません。
メールを見ていただき感謝します。すぐに下記のサイトにクリックし、貴方の個人情報を更新してください。」
念のため、銀行口座を調べたら、おかしな引出しはなく、銀行の担当者に聞いたら、そういう連絡はカード会社からでなく、当銀行で正式に文書で行いますという回答であった。その担当者は「おそらく、そのサイトでは、貴方の個人情報を記入するようになっていて、それにより、貴方の情報を得ようとする詐欺的なものでしょう。」とコメントした。
発信者は、私のメールアドレスを知っているだけで、私が使っているカード会社名も番号も知らない。だから、はったりでメールしたのであろう。カード会社が大手であるということで、私もそのカードを使っていると考えたのであろう。マイクロソフトのプログラムがハッカーに狙われやすいのも、使用者が圧倒的に多いからであろう。
試しに発信元にメールしたが、そんな発信元は存在しないと返ってきた。そんなサイトも存在しないと返ってきた。しかし、このメールで、何人か引っ掛かった人がいるかもしれない。機をみて、つかまらないように早々に引き上げたのであろう。
これはいわゆる、フィッシング詐欺に似ている。フィッシング詐欺の代表的なものは、銀行の偽メールを送りつけ暗証番号の入力を要求したり、偽のホームページにアクセスさせたりして、個人情報を不正に取得し、預金を勝手に引き出す手口である。
このため三井住友銀行は、5月上旬から顧客のパソコン宛に銀行名で送る電子メールすべてに電子署名をつけるという。
IT時代は、怪文書でなく、怪メール、ガセメールが主役で飛び回る(このホームページの息抜きコーナーの9.私事雑感「迷惑メール:H17年9月4週号」参照)。
|