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大関朝青竜が優勝して、モンゴル出身初の横綱が登場した。モンゴルではものすごい人気である。朝青竜は、大柄でないし、力と技とスピードがある。往年の栃錦に似ている。残念なのは、貴乃花の引退で、栃若時代の若乃花のようなライバルがいないことである。
彼の日本語がうまいのは、先に日本の高校で勉強したせいもあるが、文法的にモンゴル語の構成は日本語に似ているからである。しかし、日本語は、モンゴル語に近いが、大野教授のようにインドのタミール語が日本語にそっくりであるという研究もある(岩波新書「日本語の教室」)。
日本人の乳児には、御尻から背中にかけて、蒙古斑という青いあざがあり、個人差はあるが遅くとも5歳くらいまでには消えるようである。名前のように、蒙古人に圧倒的に多いという。私は比較的おそくまで、お尻に蒙古斑があったので、子供の頃、「俺の祖先は蒙古人の血が濃いのだ。ジンギスカンだ。」と想像をたくましくしていた。だから、早く広大な中国大陸に行ってみたいという憧れが子供のときからあった。発想のスケールが大きくなったものだ。
そのせいか、曙が横綱になったときは、外人がなったという感じがしたが、朝青竜の場合は、何故か外人という気がしない。
こないだ、テレビを見ていたら、ある日本人のタレントが、白人と結婚して、生まれた子供に蒙古斑があったと言っていた。しかし、このあざは、白人の乳児にもあるが、色素を作る力がないので、すぐ消えるのであるという。黒人にもあるが、見えにくいので気がつかないのだという。
国技の大相撲が危機であるという。「国技館」というで名称が、実質を伴わなくなりそうである。貴乃花を最後に日本人の横綱が期待できなくなったからであろうか。これは、日本人のハングリースポーツの衰退でもある。欧米でもスポーツは、次第にハングリーな人種にとられている。ボクシングから始まり、ゴルフも、女子テニスもそうである。
日本人は、さらに、製造業という国技まで、失おうとしている。中国の南部にある工場の若者達は、現場で、日本人が技術的な話をしていると、現場の人々が集まってきて熱心に聞くという。今から、40年位前の日本人のように、物づくりの知識にハングリーである。
日本の工場では、役に立たない机上の書類つくりを品質向上のためと有難がっている、品質保証部の人々がいる。そしてそれをコスト競争で無駄を省きたい外注に押し付ける。同じことをするISO9000の審査員を見ていると、つくづく、日本の物作りのハングリー精神は、根本的に現場から内部崩壊をしているように思う。
息が抜けなくなってしまった。
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