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福井駅に降りたら、佐々木小次郎の燕返しで有名な滝である一乗滝の宣伝をしていた。これは今年のNHKの大河ドラマ「宮本武蔵」にあやかり、宣伝しているらしい。ロケは、昨年に一乗滝ですでに行われたとのこと。
宮本武蔵は、岡山県の出身であるが、小次郎の出身地は諸説あるらしく、その1つがこの福井の出身であるという。
先週、このドラマが有名な京都の一乗寺下り松の決闘となった。これは吉岡側の約数十人と武蔵一人の対決であるから、その決闘シーンはすさまじいものであったであろう。テレビや映画の画面ではカバーできないほど、移動の激しい戦闘シーンであったであろう。私は、大河ドラマはほとんど見ていないが、この一乗寺のシーンは期待して見たが、俳優の大げさなクローズアップが多く、期待はずれであった。
宮本武蔵の二刀流は、このときに、自然に生まれたものであるという。後に、武蔵がお神楽を見て、太鼓のばちが2つあり、これをうまく使うのを見て、二刀流を自覚するようになったというのが小説のストーリーである。
NHKのドラマ後の解説によるとこの京都にある一乗寺の松の木は今も古木として記念になっているそうである。それほど、この決闘は有名であったのであろう。
この京都の一乗寺と福井の一乗滝とは、無関係なのであろうが、偶然、宮本武蔵と小次郎のつながりで、名称が一致しているのは興味がある。一乗のもとの意味は、1つの乗り物という意味で、これが仏教用語になり、大衆を乗せて、悟りにおもむかせる教え(乗り物)という意味になった。これが一乗仏教で、これに対して三乗仏教がある。
私たちの世代の多くは宮本武蔵を吉川英治の本で知ったのであるが、さらにラジオの徳川無声の名朗読で、いろいろなシーンを想像することができた。テレビ時代にない広い想像の世界である。10年程前に、この徳川無声の朗読のテープ20巻ほどを購入して、聞きなおしたが、一乗寺下り松の決闘も徳川無声の朗読のほうがはるかに広大なシーンを想像させる。今、はやりのコンピュータグラフイックでも、このシーンの壮大さは表現できるであろうか。
宮本武蔵は、吉川英治の以後、いろいろな作家が取り上げ、別の人物像も多い。
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