新三種の神器(H16年1月2週号)

高度成長期に、盛んに各家庭に売れた家電商品が、「テレビ」、「冷蔵庫」、「洗濯機」である。これは「家電の三種の神器」と言われた。
当時、品質管理でも「ヒストグラム(柱状図)」「パレート図」「特性要因図」は品質管理の三種の神器と言われたものである。その後に「七つ道具」がくる。当時の品質管理推進者たちの使う言葉には、日本の現場に分かりやすくするという配慮があった。トヨタの「かんばん」「アンドン」「ふんどし」という現場用語を作り出す発想と同じであった。

今、家電商品では、「新三種の神器」と言われ、良く売れている商品があるという。それは、「DVDレコーダー」、「デジタルカメラ」、「薄型テレビ」の3つであるという。
たしかに、電気製品の店に行くと、これらの商品はたくさん展示されている。薄型テレビも実にきれいな画面である。液晶でも、以前は、ちょっと違った方向から見ると色調が変わったことがあったが、それもない。重いブラウン管テレビで場所をくっているのに比較すると、実にインテリアとしてもすっきりするだろう。

この新三種の神器のうち、我が家にあるのは、デジカメとHDD/DVDレコーダーである。テレビは、2年ほど前に、10年以上見ていたブラウン管テレビが古くなり、色がおかしくなってきたので、思い切ってBSデジタルテレビに買い換えた。だから、そうすぐに買い換えるわけにいかない。それに薄型テレビはまだ価格が高い。
ところが、DVDは、以前からのビデオデッキが急に故障したので、HDD/DVDレコーダーを買い、その割引きポイントで安い従来型のビデオデッキも買った。以前からの古いビデオテープを見る必要があるからだ。

買ったHDD/DVDレコーダーは200時間を超える長時間録画ができる。これが実に便利である。予約録画しておき、後から再生するとき、一々、ビデオテープを入れたり、出したりがいらない。リモコンで簡単にできる。要するにビデオテープが不要となってきた。再生して見て、残す必要がなければ、リモコンで、一発で消せる。
もし、デッキ内でなく、別に録画したければ、DVDに、そのまま録画すればよいのである。これも薄いからスペースをとらない。
しかし、困っているのは、長年、大量に録画してきたビデオテープである。これから選別して、残すものはDVDに変えることもできるが、最終的に捨てなければならない。パソコンも、最近の型はディスク志向で、フロッピーへの対応は冷たくなっている。たくさんあるフロッピーも捨てる運命であろう。環境問題を考えると怖い気もする。