腕時計は、戦後、スイスの時計が有名であった。それが日本の時計がそれを越えたのは、1970年代であろうか。
1973年にアメリカの製造会社に行ったとき、そこにドイツの技術者が来ていたが、「スイスの時計も、ドイツのカメラも日本にやられた。」と言っていたのを思い出す。
当時、ロボット工学で有名な東大の石井教授は、両腕に、日本の精巧なデジタル腕時計を右左、2個づつはめているとテレビインタビューで言っていた。
私も、この頃から、デジタル時計を愛用するようになっていた。そのうちに、バイオリズムを知らせるもの、血圧などを測定できるもの、計算機つきのもの、電話番号や列車の時刻を記憶できるものなど、安いのでついつい、珍しくなって買った。
海外に行くときは、日本時間に合わせたデジタル腕時計と、海外の時刻に合わせたデジタル腕時計と、2個持って、時差に合わせて、調整しなくてもよいようにした。しかし、そのうちに、ワールドタイムの腕時計が出た。
こうして、デジタル腕時計が全盛になったが、1990年前後から、また、アナログ腕時計が増加してきて、デジタル腕時計は、雑貨品のようになってしまった。しかし、私はアナログ腕時計にはもどらなかった。アナログはファッションで挽回したのであろうが、機能面ではやはりデジタルが便利であるからだ。
そのうちに、電波腕時計が発売され、その精度は向上し、それにソーラーがついて、電池交換不要の腕時計が発売された。2万円前後である。これにも、アナログ型とデジタル型があるが、私はもちろん、デジタル型である。ここ2年くらいは、もう、この腕時計だけを愛用している。そして、デジタル時計時代に買った腕時計が、数個、電池切れになって引出しの奥に眠っている。電池を入れれば、まだ、問題なく動くから品質は良い。
ある先輩がデジタル腕時計を好む者はデジタル型人間で、アナログ型腕時計を好む者は、アナログ型であると言っていたが、かならずしも、それは当らないようだ。
電波時計で、正確になると、気になるのは、電車の発車時刻である。定刻より、2,3秒早いことがある。特に、始発電車に多い。途中の駅では、早く発車すること少ないが、30秒程度は遅れることがある。1分遅れるというのは、何か異常が出たときである。 |