ハンドパワー
(H16年6月3週号)

ハンドパワーという英語はないようである。和製英語であろうか。いろいろな意味があるが、ここでは、手をかざすことによって病気を治療する意味に使うことにする。そういう団体も多いようである。

静岡県磐田市に住む神谷氏は、まだ、50才台であるが、ハンドパワーを自覚し出したのはかなり前からである。私とは、ある企業の改善プロジェクトのとき、そのメンバーであることから知り合った。そのプロジェクトが終了しても、20年くらい、飲み友達として付き合いが続いていた。彼は、その頃から、ハンドパワーを自覚していたらしいが、合理主義者の私には相手にされないと思い、私との話題では長い間避けていた。

しかし、最近、そのパワーが強くなって、自信と実績ができ、私にテストしたくなったようである。最近、静岡に行き、彼に会ったとき、ちょっと肩がこっていたのと右足が痛いので試しに、やってもらった。確かに痛みが軽くなる。
それから、横浜の家に一度、来てもらい、家族にやってもらったら効果はある。

先月、静岡の島田で、ぶらりと小さな居酒屋で、彼と夕食をしたら、その店のママさんが肩こりであるという。数分間、彼がハンドパワーをしたら、私の目の前で肩が軽くなったとママさんが言い出した。ビール一本、おごりで出た。
その息子がいたが、左足が痛く、よく曲がらないという。これも数分手当てしたら、スムースに動くようになった。
カウンター内にいた娘さんはアトピーで、腕がきれいでない。そこで肘の横あたりの黒ずんだ部分を集中的にハンドパワーをしたら、薄黒いところがきれいに白くなった。白くなったというのは、血行が良くなったのである。すべすべになり驚いていた。彼によるとアトピー皮膚炎は、急に全個所できない。少しずつ、やらないと患者の回復力が追いつかないので、もとにもどるとのこと。そこでそのときは、その肘の横の部分を集中的にした。

その店のカウンターの横隅に、中高年の男性がいた。常連客のようである。この状況を冷ややかに見ていた。信じていないようであった。その客は、最後に、我々が帰るとき、右腕が痛いと言い出した。そこで、また、神谷氏はハンドパワーをした。数分で、その客は、長い間、痛みで苦しんでいた右腕が軽くなり、よく動くと言い出した。驚いていた。
数日後、彼がこの居酒屋を再度、訪れたら、ママさん一同に感謝されたという。

実は、私も、ヨガをやっているときなど、手を当てると温かく感ずることがあった。そして、彼にハンドパワーをしてもらったら、何か、自分もできるのではないかと思い、肩がこったときなど、自分で手を当てると、軽くなることを自覚した。血行が良くなるのである。俗に言う、「手当て」パワーが進化した感じである。
神谷氏に言わせると、治療すると、彼のパワーが移る人が稀にいるのだという。しかし、他人にやるとパワーを失う恐れがあると警告された。

私が精力的に仕事をしているのにいつも感心している、ある会社の社長にこの話をしたら、
「貴方もハンドパワーがあるタイプだ。」と当てた。その社長は「誰にでも、多かれ少なかれ、そのパワーがある。」と言っていた。しかし、個人差があるようだ。

ハンドパワーでも、いいかげんなケースがあるようで、あるテレビ番組で、ハンドパワーでコップの中の水が甘くなるという。その会のメンバーは飲んで甘いと言う。そこで、糖度の変化を測定したら、変化は無かったという。こういう無機質のものには効果はないであろう。相手に自己治癒力など、変化を推進する力がないと効果は得られないだろう。

神谷氏のハンドパワーは、明らかに、この自己治癒力に働きかける。頚骨の曲がりも治る。これは、曲がりを直そうとする自己治癒力を助けるからであろう。血行がよくなると、いろいろな効果的な物質の供給が豊かになるのであろう。特に、これが原因になっている慢性的な肩こり、筋肉痛、アトピーには効果があるようだ。

クチコミで、今、彼はこの副業で多忙である。