空港の所持品チェック
(H16年8月2週号)

6月に1年ぶりくらいで、飛行機に乗った。青森までの往復である。
往路、羽田空港の搭乗口に入るときは、別に体もかばんも、異常なかった。

ところが、翌日の帰りに青森空港の搭乗口に入るときに、かばんが引っかかった。
かばんをあけて調べられた。そうしたら、ひげそりなどが入っている小さなポーチから、折りたたみの小さいナイフが出てきた。果物を食べるためのものである。いずれにせよ、刃物である。身につけて持ち込みはできない。通常は、それは航空会社が預かり、羽田についてから、受け取るのである。しかし、羽田に下りてから、受け取るのが面倒である。「捨てますか?」と検査員に聞かれたので、「捨てます。」と言ったら、「この箱に捨ててください。」という。見たら、すぐそばに、大きな透明のプラスチックの箱があり、たくさんの折りたたみの小さなナイフが入れてあった。皆、預からないで捨てているようである。

この折りたたみナイフは、羽田を出るときと同じポーチにあったものだから、羽田では引っかからなかったのである。これだけ、厳重にチェックしているのに、こういうエラーはあるものである。

私は、出張で出かけるときに、果物用のナイフは持たない。それが、今回、ポーチに入っていたのは、5月頃、身の回りの小物を整理したとき、引き出しにあったのを見つけたのである。20年位前に使っていたものである。そこで、珍しいと思い、昔を思い出し、出張先で果物を食べるときもあるだろうと、かさばる物でないので、何かの役に立つだろうとポーチに放り込んでおいたのである。
そのとき、まさか、飛行機に乗るとは思っていなかったから、そのまま、電車の出張には入れていた。しかし、ナイフを使ったことはなかったから、いつの間にかポーチにあることを忘れていた。
それが、いきなり、6月に飛行機に乗ることになったので、そのまま電車の出張と同じ習慣で、ポーチをぽんと旅行かばんに放り込んで、羽田に行ったのである。

それが、帰りの青森空港で見つかり、廃棄の運命となった次第である。