コエンザイムQ10品切れ続く
(H16年10月3週号)

健康食品ブームである。これらメーカーの業績は好調である。そして、テレビや新聞での番組で、盛んに健康問題をとりあげるので、宣伝効果も大きい。
みのもんたの「おもいっきりテレビ」は昼の番組であるが、ここで健康に良いとしてとりあげた食品は、その日の夕方のスーパーなどでは、あっという間になくなるという。

数年前に有名だったのは、ココアである。この番組で、ココアが健康に良いというと、その日の夕方から、スーパーのココアはなくなり、品切れの期間がかなりあった。ココアメーカーも大増産に踏み切ったことであろう。

私は、以前、杜仲茶というのを愛用していた。健康によいというので飲んでいた。これは当時、日立造船が、サイドビジネス的に作っていたものである。スティック状のものもあったので、泊まりの出張にも持参した。あまり、誰も知らなかったので、容易に手に入った。
ところがあるとき、おもいっきりテレビで杜仲茶をとりあげたら、たちまち、店頭は品切れとなった。入手困難になった。味も良くなかったので、やめてしまった。

コエンザイムQ10というのは、サプルメントである。ビタミンQとも言うそうである。老化防止とか、心臓によいというので、3年位前から愛用していた。原料は何か知らないが、あまり有名でなかったのか、容易に入手できた。1年位前から、大抵のサプリメントメーカーでは扱うようになった。
ところが、これを最近、老化防止の化粧品の成分として、厚生省が認可した。欧米では、すでに常識的であるという。それと並行して、最近、テレビ番組の「あるある辞典」や新聞広告でコエンザイムQ10の効力が大々的に宣伝された。

途端である。サプルメントを置いているドラッグストアから、いっせいに、このコエンザイムQ10がなくなり、他のビタミン剤やサプルメントはあるのに、この棚のスペースだけは空となった。
私が3年来、継続購入していたところも、今までは頼めば、2、3日で郵送してきたのに、今は20日ほど待たないとだめだという。
冷やかしに、出張の都度、いろいろドラッグストアを回ると、コエンザイムQ10の棚だけ「品切れ」という札が掲示され、空である。全国、軒並み同じ現象らしい。それにしてもマスコミの影響はすごいものである。