派遣社員業
(H17年12月1週号)

東海地方のある中小企業を訪問したら、会社の目の前に小さなプレス屋さんがあった。20人くらいは働いているのであろうか。

ところが、その会社の社長は、サイドビジネスで数百人の派遣社員を持っているのだという。今、大企業も合理化で人件費を抑えるために、できるだけ派遣社員に切り替えている。生産の変動に対応できるし、正社員より賃金も安い。社会保険料の負担がない。そのために、このような需要が増えているのであろう。
このプレス屋さんは、本業のプレス加工より、この派遣業のほうがはるかに儲かるという。

そのほかに、社内外注というのもある。これは外注費となるので、会社は源泉税を払わなくてすむために用いるらしい。ただし、社内外注は派遣職員と違い、企業側に直接仕事に対する指揮権がないらしい。

パートタイマーとか、派遣社員とか、ニートとか、日本の質の高い底辺の労働が崩壊しつつあるようだ。特に製造業が問題である。その管理が正社員の管理者にしわ寄せが来る。

辞書にない英語で、単純労働をMacworkとかいうそうである。最初のMacはマクドナルドからきている。こういう単純労働が増加しているのであろう。マクドナルドが企業イメージを傷つけると訴訟するとか言われている。

インターネットで本を頼むとき、1500円以上だと送料無料で、2日くらいで、宅配で届く。だから、定価1600円の本でも送料無料ですぐに届くので、便利であるが、入っている箱が大きくて、数冊くらい入る箱に1冊しか入っていないからガラガラ空いて来る。作業を単純化するため、本の数による箱の選択をあまり考えないようにしているようだ。しかし、箱はムダだ。それでも梱包スピードをあげ、人件費を下げるほうがペイするのであろうか。

何か、目先の損得計算で大きな損得を失っているような気がしてならない。