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工程設計は設計ではないという審査員 |
| 設計には、工程設計があるということは、大きな議論になった。しかし、これは、常識的なことである。常識を持たない人が、勉強もしないで、設計管理の審査を行うので、工程設計を無視して問題を起こすのである。菓子類やテッシュの紙容器を作っている企業が、日本のある審査機関に工程設計を設計管理として申請したら、拒否された。ISO9000本部では、含まれると言うガイドラインがある。これを示しても「ガイドラインでは審査しない。」と言うナンセンスなことをいったと言う。これは、ガイドラインのような高いレベルの審査をしないと言う意味であり、ISO9000本文の解釈には従わなくてはならない。ガイドラインでも、全世界の投票で決定しているのである。審査員の狭い、経験知識よりはるかに信頼性が高いのである。ところが、若い30才代半ばの主任審査員が、「設計管理を審査にきた。図面はどこにある。」とイキリ巻いたという。管理責任者が「それは貴方の個人的な意見ですか」と聞くとそうだという。2年ほど前の話である。 |
| 大した審査員である。 |
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| (2) |
ある審査機関の笑い話 |
| 当時、別な審査機関では、こういう工程設計も立派な設計であると審査部長が言った。ところが、この審査機関で、プラント設計しか経験がない審査員H氏が、実務的に工程設計がわからない。しかし、上司が言うので、「工程設計も設計である」と総論を言っていたが、各論の審査では、「工程表」や「機械操作手順」は設計でないと言い出したという。分かっていないのである。例えば、料理屋では、調理方法の決定は工程設計である。そのうち、ある工程は以前からの調理方法を繰り返し使うことがある。これは、電気、自動車でも、以前の部品を共通して使うことがある。 |
| ある企業で、このような繰り返し性の強い工程は、特注の都度、文書化するのは意味がないので、これは、先に共通工程文書として引用した。ところがH氏は、特注の文書が共通文書より後からできていて設計と矛盾するとして「不適合」指摘したという。全部、新しいものしか設計アウトプットでないことになる。プラント設計が抜けきらないことを示した結果となった。しかし、その審査を受け、システムを変える企業のほうは迷惑なことである。 |
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| (3) |
ISO9000:2000用語 |
| 2000年改訂で「設計」が用語定義に追加になる。最近、発行された草案では「要求を一連の特定の特性や完成品実現工程の仕様に変換する一連のプロセスである。」となってきている。ISO9000の発足以来、工程設計を設計でないとした人々は、どうするのであろうか。興味があることである。しかし、一方、自分の長年やってきた仕事が工程設計であるということを理解できないで、アマチュア審査員に押し切られた企業側も不勉強であるとも言える。 |
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