| イギリス訪問では、予想していたことを確認できたが、予想外の大きな問題は、トヨタシステムとISO9000の一体化の動きである。今回、6社を訪問したが、そのうち、2社は自動車部品なので、当然であるが、他の4社中、3社は、自動車業界でないのに、CELL生産方式を実施し、カンバンや5Sなどを行っていた。これは、当然、同じ生産活動であるので、ISO9000にも影響を与え、文書化の見直し、多能工化による訓練の重視などに関係してくる。トヨタ生産方式は、無駄を嫌うので、当然、意味のない文書化は、改善の対象となる。トラブルも、すぐにマネジャーが現場にとび、報告書作成を後回しにして、対策を討議するなど、3現主義は知らなかったが、事実上は、実施していた。計測器メーカーで、トヨタ方式を導入していた企業では、審査員がトヨタ生産方式をほとんど知らないので、審査をしても意味がないと言っていた。話が合わないであろう。トヨタ方式の「品質は工程で作られる」ということから、工程設計の重要性も、当然、トヨタ方式と関係してくる。この計測器メーカーの幹部は、下請けが、工程設計でISO9001を取得してくれれば、現在、一々、型・治工具をチェックしている手間が省けると言っていた。 |
| こういう企業の指導を受ける下請けは非常に品質が向上する。何故なら、自分のところで、無駄なことをしていないので、下請けにも、無駄な書類を要求しない。全品にQC工程表を書けというような意味のない押し付けをする親企業の品質保証部担当者は、参考にする動きであろう。 |
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