| 40名くらいの板金部品メーカーのN社が、今年中の認証を目指して、準備中である。実は、N社は、98年の10月には、認証を得るべく同年2月に準備を開始した。若い人材が多いこと、小さいながら、パソコンをうまく使い、生産管理システムの基礎が定着していたこと、などから、早期にISO9001取得が期待された。6月には審査機関を訪問し、きまっていた。 |
| ところが、そこへ、急速な受注減で、人員を削減する状態となり、審査費用の捻出も困難となり、ついに8月に審査を受けるのを諦めた。このN社を見学に来て、これを参考にし、8月にパソコンによる生産管理システムを作り、これを基礎にISO9001システムを構築した同じ板金業のF社のほうが先に、この年、12月に半年で取得してしまった。 |
| 翌、99年春にも再挑戦をねらったが、業績が好転せず、また、諦めざるを得なかった。しかし、生産管理を中心にした簡潔なシステムであったのと、幹部の推進力で、その間、ISO9001システムが定着し、継続的な改善効果を出してきた。同業者の中で、品質が優秀であると、顧客の評価が次第に高まり、受注が安定的に回復してきた。こうして、今年、再挑戦となったのである。約2年半の間、システムの基本が継続でき、品質向上に寄与できたのは、やはり、システムの良さと、これを運用する経営層や、管理層のリーダーシップの良さのためである。 |
| ISO9000は、品質向上に役立たないというのは、嘘であることを立証したといえる。予定通り、今年中の認証が期待される。 |