| トヨタは、ビジネスモデルとして、かんばん方式の特許を取得した。しかし、朝日新聞の解説で、かんばん方式を効果的に使いこなすには、形だけでなく、目に見えないノウハウや従業員の意識があるとしている。また、ハーバード大学のケント・オーエン教授が「トヨタ生産方式の遺伝子(DNA)を探る」という論文を出し、トヨタ生産方式が世界で徹底的に研究されてきたのに、トヨタと同じレベルで実践できた企業がないことに注目しているという。 |
| これは、日経ビジネス4月10日号の特集「トヨタはどこまで強いか」で「全社員が『問題解決中毒』」という記事があることで明確なように、形式的でないノウハウがある。ここでは例として「レス運動」があげられている。バリレス、切り粉レス、火花レスである。これも現場の製造技術の改善が底辺にある。そして、これがまた品質向上につながる。 |
| この同じ号の日経ビジネスの「注目の書・著者に聞く」というコラムでは、MITのレスター教授のインタビュー記事がある。ここでレスター教授は、「TQMやリエンジニアリングが米国経済全体の生産性を高めたわけではない。失敗例もある。成功した例で共通しているのは『内なる声』あることだ。」とインタビューに答えている。かんばん方式も「問題解決中毒」というトヨタの遺伝子的な「内なる声」が背景にある。これは、かんばん方式、TQM、TPMだけでなく、デミング賞、ボールドリッジ賞、BEMなど、すべてのビジネスモデルに言えることであろう。 |
| ISO9000もビジネスモデルである。しかし、「内なる声」が伴わないと、 |