| この企業もこのホームページにB社として載った企業である。審査で、問題になったのは、「管理計画書」であったという。日本流に言えばQC工程表である。審査員は、全製品、「管理計画書」が必要だという。部品メーカーだから、千数百点の部品に作らないといけない。しかし、QS−9000では、図面番号ごとでなく、ファミリーの管理計画書でよいということが書いてある。それで、QS−9000を取得している企業が多い。だから、この企業もファミリーの管理計画書はある。ところが、審査員が全図面番号を書けという。なぜ、そのようにもめて審査員が強硬になったかというと、その社長が、格好良いQS−9000をとるという姿勢があり、強く抵抗する姿勢がなかったためであるようだ。 |
| 全品番必ず、管理計画書を書けなどという要求はQS-9000にはない。4月にイギリスに行ったとき、2社はすでに、QS-9000を取得していたが、全部品に管理計画書は書いていなかった。今年春、QS-9000を取得した日本の大手の部品メーカーも膨大な部品点数なので、工程表はあるが、管理計画書は限られた部品しかない。 |
| B社は、昨年、現場を歩いたとき、自動車部品メーカーなのに、トヨタ方式をあまり適用していない点に気が付いたが、それが、このような文書過剰を安易に受け付ける経営姿勢になったといえる。重いシステムを半永久的にひきずることになろう。またして、経営者の姿勢が、審査員の姿勢に反映した例が生まれた。 |
| 最近、ある小企業の会社がISO9000の準備で、県の紹介で、ISO9001をとったという小企業を見学したという。その企業は社長のリーダーシップで取得したというが、審査で、審査員とある指摘で対立し、「今まで、品質で大きな問題はなかった。なんで、そこまでしなくてはならないのか。」と、社長は、審査員の指摘を受けず、10分間くらい沈黙したという。結局、審査員が折れ、無事、認証したという。社長の姿勢が、審査員に反映した例である。 |
| 最近、経営者が、ISO9000を取得して、販売に貢献したという事例発表があるが、眉唾が多い。審査員に、卑屈になって取得した例が多い。こういうように体を張って取得した例は少ないようである。 |