| A 氏: |
3月5日の朝日新聞朝刊の天声人語欄を読んだ?ここでは、先日、米紙ワシントンポストが一面で徳島県の上板町役場の庁舎内ルポを掲載したというんだ。酷寒の日を除いてこの冬連日、役場内の暖房を止めたことを紹介し、「日本では山あいの町でも省エネに全力を注ぐ」と感嘆した調子で報じているね。
そして、環境省も先月上旬から省内の暖房スイッチを止め、給湯も止め、最初の1週間で二酸化炭素の排出量が6トンも減ったと天声人語は書いている。
|
| B 氏 : |
その記事は読んだよ。早速、インターネットでワシントンポストを検索したら、2月16日発行の同紙の一面に「日本人は燃料の節約に全精力を投入(Japanese
Putting All Their Energy Into Saving Fuel)」という見出しで出ていたね。それによると、役場の職員は部屋が寒いので、毛布も使い、熱いお茶を飲んで体を温めているという。町長自ら、厚着である。そして、この1万3千人ほどの町では、ガソリン使用を減らすため、アイドリングを止め、赤信号でもエンジンを切る。町長は、家に帰っても陣頭指揮で、就寝前に風呂に入って温まったらすぐに布団に入る。
記事はこれに続いて、例のブッシュ大統領の「アメリカは石油漬けだ。」の発言にふれ、日本のこのエネルギー節減モデルが一番すぐれていると紹介している
よ。
その後、ワームビズ、クールビズや、ハイブリッドカー、キャノンの省エネプリンター、松下などの省エネ電灯、エコホームの話など、日本の活動が列挙されている。
|
| A 氏: |
石油資源の少ない日本では、エネルギー問題は大きな課題だが、環境問題を含めて解決しようとしている姿勢は高く評価すべきだね。課題先進国日本だね(息抜きコーナーの「日本再生の視点:H18年2月4週号」参照)。
この日の朝日新聞2面の時時刻刻欄では、プラスチック製容器包装ごみの分別強化・ルール違反・広がる収集拒否という見出しでこの問題を取り上げ、「容器包装リサイクル法(容リ法)」の改訂にふれている。そして、名古屋市の家庭ごみの分別の例をあげている。同市の減量推進室は「ゴミを減らさないまま市町村がリサイクルに力を入れると『リサイクル貧乏』に陥る」と指摘しているね。
また、日本経団連は「消費者の何げないごみのルール違反が、リサイクルコストを増やす。消費者の分別徹底がなければリサイクル社会は築けない」としている。
|
| B 氏: |
横浜市のリサイクル効果は個々の市民の協力の結集成果だね。塵も積もれば山となるだ。小さな活動を軽視すべきでないね(このHPの品質・環境関係の社会問題コーナーの「横浜市のリサイクル率の向上による環境改善:H18年1月4週号」参照)。
|
| A 氏: |
この上板町の環境目的・目標は「紙・ゴミ・電気」レベルのものだが、ワシントンポストに紹介されるほどの偉業だ。ISO14001:2004で、環境目的・目標に「紙・ゴミ・電気の節減は認められない」と公言する審査機関がある。こういう審査機関は、このニュースを評価する資格はないね(このHPのISO14001規格関係コーナーの、「ISO14001:2004について間違いだらけのA審査機関:H17年8月1週号」、「S社のISO14001:2004移行審査:H17年11月2週号」)。
環境目標が「紙・ゴミ・電気の節減」が多い中小企業でも、自信を持ってその目標を継続して守るべきだよ。それが積もれば大きな効果につながるね。
|