| A 氏: |
あるISO関係のホームページを見ていたら、4.1の一般のところのアウトソースの解説で、「ここでいうアウトソースの管理は、アウトソースの結果として得られる製品やサービスを受入検査などによって管理することでもなければ、アウトソース先の企業を評価して選定することでもない。アウトソースした『プロセス』そのものをどう管理するかが問われている。」とあった。受入検査も、評価・選定もだめなら、わざわざ、アウトソース先に出張することしかないの?
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| B 氏: |
この議論をするには、まず、次の3つのビジネス常識を共有化しているかだね。1つは、アウトソースとは、あるプロセスを外部委託することだから、プロセスのないアウトソースはありえないこと。第2に、その外部委託した結果、納入される製品(サービス)は、プロセスの結果だから、プロセスの反映だということ。3つ目に、アウトソース先でもなんらかのレベルのプロセスの管理活動があることだよ。
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| A 氏: |
そうだね。例えば、製造業では、メッキをアウトソースすることが多いが、その場合、メッキというプロセスがあるね。そして、その結果、メッキがついた品物が納入される。当然、そのメッキを行う会社ではメッキ槽の管理や、メッキ液の濃度管理など存在する。そうしないと、プロセスの結果としての製品が不良品となるかもしれないからだ。品質が不安定なら、ビジネスとして成り立たないよ。
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| B 氏: |
そうね。多くの解釈の間違いは、具体例を飛び越え神学論争をすることから発生しているようだ。企業内で日常起きている具体例で考えると、当たり前なんだがね。
メッキの例で言うと、メッキする企業のプロセスの管理状態が良好なら、一々、メッキ工場に出張して、プロセスを監視する必要はないね。ビジネス的にムダだよ。そうであれば、企業のプロセスの管理状態を評価して良好とみなすことが出来る。そうなれば、「アウトソースしたプロセスの管理を確実にする」という方法の1つとして「企業を評価して選定する」という方法があり得るね。
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| A 氏: |
それに、プロセスを管理するのに、よく、製品を抜き取って検査して、それによって、プロセスの監視をすることがあるね。それは製品の品質が、プロセスの状態を反映しているからだ。メッキでも同じだ。メッキした製品のメッキ厚の測定をしたり、外観を検査したりすることは、プロセスの管理の1つの方法だよ。だから、「アウトソースした製品を受入検査する」ことも、「アウトソースしたプロセスの管理を確実にする」一つの方法だよ。
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| B 氏: |
メッキの場合、委託する側にメッキ装置や技術がないときが多い。それになのに、「アウトソースしたプロセスの管理を確実にする」ためだといって、メッキ技術に素人の委託する側の人間を、わざわざメッキ現場に派遣し、監視するのは、無意味だし、ビジネスセンスゼロだね。形式主義、官僚主義の典型だね。「アウトソースしたプロセスの管理を確実にする」実行段階では、企業の個別事情によって、いくつかの代替案・選択肢があることを知ることだ(このHPの統合システムコーナーの「T.統合マネジメントシステムを成功させるための前提となる常識(2)」参照)。
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