| 私: |
あるISO関係の雑誌から手紙が来た。付き合いのない月刊誌だが、趣旨は、ISO関係の「いきのいいコンサルタント」特集の意見募集ということだ。
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| A氏: |
「いきのいい」とは面白い企画だね。それで意見を出したの?
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| 私: |
「いきのいい」という点に感銘して、次のような「いきのいい」意見をメールで出した。
システム構築時と取得後のフォローのコンサルの2つに分けてくれということなので、次のように書いた。
1.構築時のコンサル手法
コンサルティングは、個別の企業のビジネス活動を全体的に把握することが第1ステップ。設計するときは、企業は品質、納期、コストが一体となって生きたビジネス活動をしていることを配慮すべきであり、そのために、VA/VEのような経営工学(IE)、ERPやトヨタ生産方式などの知識・経験が基礎的に必要。また、マネジメントシステムとコアシステムの明確な違いを把握し、品質向上はコアシステムの技術向上で達成できるのであって、マネジメントシステムの書類の増大で達成できないことを明らかにすること。
私がISO9001:1994のときから、300人くらいまでの中小企業に対して管理規定ゼロ、文書番号ゼロ、配付台帳ゼロなどの簡素化したシステムを構築し、認証を支援できたこと、また、ISO14001:2004との統合化などを推進し、一方で不良品の減少効果などを出してきたのは、以上の考えに基づいたコンサルティングの結果である。
2.取得後のコンサル
認証した組織へのコンサルは、1つには過重なシステムで取得したためこれを効率化する場合と、最初から効率的なシステムの維持に対する支援の場合との2つがある。
前者の場合は、ある程度、型ができているし、過剰なシステムを努力して構築してきているので、これを改革するにはかなりの心情的な抵抗があると考えられる。したがって、徐々に、変えながら、基本的な考えの変革を目指すことがコンサルのメインテクニックとなる。
効率的なシステムで取得した企業は、システムの構築について、その背景にある考え方の把握をより深くするため、IEの考え、生産管理にITの活用、トヨタ生産方式(5W、三現主義など)などの考えをマネジメントシステムに組み込み、システム内容の向上を支援する。
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| A氏: |
「いきがいい」ね。それで掲載されるの?
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| 私: |
ところが、編集者からメールで返事が来た。それは「いただいた原稿に関しては、当方で大幅な修正を加えない限り、最終原稿のチェックは割愛させていただきます。今回は多数の投稿が予想されますので、なにとぞご了承のほどよろしくお願いいたします。」というものだ。なんだか、よく分からない文章だが、まあ、やんわりと掲載の断りだろうね。
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| A氏: |
編集者は期待した以上の本当の「いきのいい」意見にあわてたみたいだね。「超ISO」(このHPの基礎知識コーナー「『超ISO』へのコメント:H17年7月4週号」参照)が叫ばれているのにね。 |