M社の観察事項
(H18年10月3週号)

M社は先週、ISO9001:2000の最終審査を受けた。次のような観察事項があった。
なお、観察事項は企業側の取扱いに委ねられている。
このホームページでは結論済みの議論が多く、M社はこれを参考にして対応した。

No.
ISO No.
審査員観察事項
会社側対応
理由
1 1. 7.5.2、7.5.3,7.6を除外にしているが、規格では、顧客の満足を満たす組織の能力又は責任に何らかの影響を及ぼすものであるなら、除外は認められないとある。再検討が必要。
修正不要。
当社は、業務の特徴から、すべてのプロセスの結果は容易に監視及び測定が可能である。
また、トレーサビリティのための製品固有の識別は顧客の要求もなく、当社も必要と認めていない。
また、検査に測定機器を使っておらず、目視などの官能検査である。
(除外についてはこのHPのISO9001項目別コーナーの4.1の「7.の除外の表現方法:H16年6月4週号」参照)。
2 5.4.1 目標展開は確実にやること。
修正不要。
確実に実施されている。
3 5.6.2 マネジメントレビューは確実にやること。
修正不要。
確実に実施されている。
4 8.2.1 顧客注文終了ごとに必ず顧客意見をまとめること。
修正不要。
注文にはいろいろな種類があり顧客に製品合格以外の満足度を強制的に聞くことは不可能であるし、意味もないと考える(このHPのISO9001項目別コーナーの8.2.1の「顧客満足の測定方法:H16年6月5週号」参照)。
5 8.3 クレームの処理と是正処置を必ず行うこと。
修正不要。
行っている。
6 4.1 アウトソース先の管理に関し、貴社の業務の主要な部分をアウトソースしているが、アウトソース先に対する管理内容(作業の手順、検査内容、記録の必要性など)が明確に伝達された記録が不明。
修正不要。
アウトソースしているプロセスについては、当社の能力では不十分で、アウトソース先がはるかに高度の専門技術を持っている。
アウトソース先のプロセスの管理を確実にするため、7.4の購買管理でアウトソース先の技術レベル、管理レベルの評価を行い、選択していることでそのプロセスの管理を確実にしている(このHPのISO9001項目別コーナーの4.1の「アウトソースしたプロセスの管理についての議論:H18年5月1週号」参照)。