今週のISO9000いろいろ(H12年9月3週号追加)
1. ISO9000の認証目的
 ISO9000は、本来、不良品が減少し、顧客の満足を得るためのものである。しかし、どうもISO9000をとっても顧客が満足する結果が出ないということが、2000年改訂の動機になっている。ましてや、なんとかして、商売のために、勲章として取得しようとすると、取得が目的となり、審査員の指摘がおかしくても、書類が増加しようとも、不良が減らなくても取ることに焦点が置かれる。当然、ISO9000の質が悪い。社長がISO9000取得したというので、事例発表などを行うと、本当に理解してとったのか、勲章でとったのかよく分かる。勲章でとった企業は、品質が分かっていないので、目の高い顧客は、避けるであろう。
 書類が少ないというので、聞くと、138のshallを満足していない。それでは、国際規格も意味がない。shallすら知らないで取得している例もある。もっとも、審査員できちんとshallでしない人もいるから、同じかもしれない。審査員も人だから、コミニュケーションをよくするために、審査期間中、夕食に誘い、それが成功したという体験談をした社長がいるそうだが、審査員は審査中は接待を受けては行けないのである。「審査員も人だから、夕食でも」という理屈は、「人だから弱いから、接待を避ける」というのが審査員資格をとるときの講義にあるのである。
2.ISO9000の審査費用
 次第に中小企業が増加してきたが、審査費用が高い気がする。イギリスにイーメールで問い合わせたら、イギリスでは、50人以下くらいだと、本審査だけで大体、20万円か30万である。日本は150万円台である。桁が違う。
3.C社、N社のその後
 8月5週追加号で話題となったC社、N社のその後であるが、次のようになった。
(1) C社
 その後、書類審査があり、予備審査と同じ審査員が1日、来た。しかし、結果は、不適合ゼロであった。品質管理部長は、これで本審査のほぼ見通しもつきましたということで、自信がついたようである。審査員のいう事がおかしいのに、とらんがために、作ったシステムは定着しないが、弁護して説得したシステムは自分たちのシステムとなるので定着しやすい。
(2) N社
 審査員が交代となった。本審査は12月とのこと。