審査員との不毛の議論最近例
(H19年1月3週号)

ISO14001:2004の審査でK審査機関のS審査員は、本審査で次のような議論をした。
審査以前の常識を疑う議論であった。まだ、こういう主任審査員が淘汰されないでいるのであろうか。

1.「緊急事態への準備及び対応」

会社側:

小さな木工工場なので火災などの場合の内部と外部との連絡網を決めています。薬品は量も少なく危険なものがなく、たとえ転んで流れてでも工場外に流出することは考えられません。

 

審査員:

それではだめです。想定できない事態を緊急事態というのです。

 

会社側:

想定できない事態というのは、頭に浮かばないので、対応を考えるのは不可能ではないですか。想定できる緊急事態ではないのですか。
想定できるから、準備及び対応が考えられるのではないですか。

 

審査員:

違いますね。

 

会社側:
北朝鮮が核攻撃を日本にするというのは緊急事態ですが、これも想定内ですよ。もっとも当社が対応できるレベルではありませんが。

2.「4.5.3 不適合並びに是正処置及び予防処置」

審査員:
不適合の例としてどういうものがありますか。

会社側:
例えば、ゴミの分別をきちんとしていない場合で、それをたまたま、見つけた場合、不適合として処理します。

審査員:
たまたまですか。いつも監視していないのですか。

会社側:
だぶって監視者を置くのですか。

審査員:
すべてのプロセスには監視及び測定が必要です。さらに、それを監視及び測定をしているプロセスがあるのでその監視及び測定も必要です。

会社側:
そうなると、そのまた監視及び測定をしているプロセスがあり、そのまた監視及び測定があるというように、その連鎖は永久に終わりがなく続くではありませんか。一体、そんな非常識な要求がISO14001:2004のどこに明記されているのですか。

維持審査にこの審査員がまた来るというので管理責任者は理論武装をして、対抗すると言う。もし、同じような議論をしてきたら、審査機関にクレームを出すと言う。