「K氏の質問」
当社は20人くらいの部品加工業です。
ISO9001:2000の予備審査で次の2点を観察事項として指摘されました。
本審査までに対応を考えておきたいと思い、質問する次第です。
「審査員の観察事項」
1・「6.4 作業環境」
「製品要求事項への適合を達成するために必要な作業環境を『運搬・保管標準』により明確にすると定めていました。作業環境についてさらに明確にすることを奨励します。」
2.「7.4.1 購買プロセス」
「購買プロセスにより、材料・購入部品供給者の選定方法を『JIS認定又はカタログの提出』によると定めていました。材料・購入部品供給者に求める項目をさらに明確にし、選定方法を再検討することを奨励します。」
「私の質問」
1.について「運搬・保管標準」が何故、作業環境の明確化になるのですか?
2.について、材料・購入部品供給者以外の外注加工業者などの評価・選定はどうなっているのですか?
「K氏の回答」
1.について「運搬・保管標準」には当社の工場内物流のフローが書いてあり、そこに加工場所の位置が書いてあります。
その加工場所で仕事をすれば、雨風が当たらないので、製品要求事項への適合を達成するために必要な作業環境であるという意味です。
当社は特に恒温、恒湿、防塵などの作業環境の必要がないので、「運搬・保管標準」を流用したというわけです。流用の意味が審査員によく理解できなかったようです。
よく説明をすれば問題ないと思います。
2.についてはいわゆる外注加工業者については、評価・選定方法が違います。別途、調査表で訪問調査した結果に基づき、厳しい選定をしています。
「私のコメント」
2.について「JIS認定又はカタログの提出」というのは「有無」という基準なので客観的で極めて明確な選定方法だと思います。
また、JIS認定は、きわめて信頼性が高く、製品にJISマークをつけることが許可されます。
カタログがある業者は一般市場を相手にしている業者であるという意味で社会的な実績を示している信頼性の高いものです。したがって、これを提出できるという企業はそれなりの信頼できるレベルにあることを意味するので、適切と思います。簡潔、かつ客観的に公平に供給者を評価できる方法だと思います。外注加工業者については、その性格上、厳しい評価・選択をしているので問題ないと思います。
審査員はJIS認定業者とかカタログ販売業者のように貴社よりはるかに大手の企業についても、外注加工業者と同じような厳しい評価をせよということを言っているようですが、意味がないと思います。
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