「K氏の質問」
当社は工場がA,B、Cと3つある従業員100人くらいの中小企業です。内部監査で客観的な立場の監査員が法令順守評価を行います。
ISO14001:2004の維持審査が行われる前に、内部監査を行いました。 内部監査の結果、法令で水質検査を要求しているのに、3工場とも水質検査をしていないことが不適合として指摘されました。したがって、内部監査の不適合の処理として、水質検査を業者に依頼するのは、責任者である各工場長が行うのがスジですが、測定会社が同じなので、まとめて本社の環境管理責任者が責任をもって測定会社と話し合い、測定の日程を決めました。その旨、環境管理責任者は3工場長に連絡しました。
ところが、維持審査当日、C工場長だけ、あがったのか、測定の予定が環境管理責任者のほうで業者と相談して日程まで決めていることを説明できませんでした。
その結果、C工場について次のような不適合が出ました。
「法令で規定されている水質検査が行われておらず、内部監査でも不適合指摘を受けていたが、法令順守対応の為の具体的な計画が策定されていなかった。」
これに対する回答を書かなくてはなりませんが、どうしたらよいでしょうか。
「私のコメント」
不適合指摘は、このC工場だけですか。他の工場長は指摘されなかったのですか。審査員は環境管理責任者に質問しなかったのですか。
「K氏の回答」
C工場長だけです。他の工場長は口頭ですが、環境管理責任者のほうで一括して計画して日程も決めていると説明をしています。
環境管理責任者には質問していません。内部監査不適合報告書には法令対応は管理責任者が一括して行う旨、書いてあります。
「私のコメント」
おかしいですね。対応は環境管理責任者がやるとなっているなら、審査員は環境管理責任者に「具体的な計画の策定」を聞くべきですね。
C工場の「具体的な計画の策定」は他のA、B工場と同じに存在していたのですから。
審査員は伝聞によって判断しており、不適合の根拠に乏しいですね。
事実、3工場の「具体的な計画の策定」は存在していたのですから。
しかし、サインしてしまった後なので、正直に「C工場長は審査時にあがっていて、環境管理責任者が全社まとめて『具体的な計画の策定』をしていることを審査員に説明できなかったため」となりますか。是正処置は「審査のときにあがらないように訓練する」ということになるでしょうね。皮肉な表現ですが。
「K氏の連絡」
そのように書いて審査員に回答しましたら、了解との連絡を受けました。
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