「Y氏の質問」
当社は従業員20人くらいのサービス業の会社です。ある高層ビルのワンフロアーの一角を借りています。昨年、ISO14001:2004を取得ましたが、いわゆる、「紙、ゴミ、電気」レベルの業態です。紙、ゴミはビルで一括して処理しているので、環境目標は「節電」にしました。
先日、その維持審査がありました。
その際、不適合ではありませんでしたが、下記のような指摘が審査員からありました。 いずれも、基本的な問題の指摘で、本来、認証時のときに問題とすべき、重要事項だと思います。
「審査員の指摘」
1.環境方針には環境目的及び目標の設定するための方向性が示されていない(4.2)。
2.全般的に法令その他の要求事項の「要求事項」が明確になっておらず、何を順守しなくてはならないのか不明確です(4.3.2)。
3.現在の環境目的は貴社の「天然資源の節減」であり全般的な到達点と見ることができません(4.3.3)。
「私の質問」
審査員は認証取得時の審査員でしたか。
「Y氏の説明」
別な人でした。
1.について説明すると、当社の環境方針は「環境の継続的改善と汚染の予防に務め、
環境に関連する法規制及び当社が同意するその他の要求事項を順守する。」です。
審査員はもっと具体的な内容を方針とすべきだと考えているようです。
2.について説明すると、「関連法規及びその他要求事項登録表」で要求事項は条項番号引用しています。しかし、当社の排出物内容は、一般家庭レベルですので、特に法的に直接関係するものはゴミの分別くらいしかありません。そのゴミの分別もビル管理会社の要求する方法で日常行っています。
3.について説明すると、現在の環境目標は「節電」ですから、環境目的のほうはより幅の広い「天然資源の節減」としたものです。
「私のコメント」
審査員が変わって、こういう基本的な問題を新たに指摘するのはおかしいですね。クレームとしてとりあげるべきですね。
1.については、「節電」は「汚染の予防」になるので、環境方針の「枠組み内」です。
2.については、貴社の規模、業種の特徴を無視しているようですね。
3.については、確かに、「節電」は石油などの「天然資源の節減」の一部なので、貴社の環境目的は、環境目標よりも「全般的」ですね。
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