| 30人くらいの板金メーカーのN社より、S機関の本審査で、不適合ゼロで認証の内示があったとの連絡があった。この企業も、管理規定ゼロ、QC工程表ゼロ、品質保証体系図ゼロ、文書番号ゼロ、配付台帳ゼロ、マニュアルの頁ごとの改訂履歴ゼロで認証となった。 |
| N社は、最初、工程設計に設計管理を適用したので、T機関にした。その後、S機関を訪問したとき、審査部長が「設計は、広い概念である。」ということを言ったので念を押して、申請した。予備審査でもこれは、問題にならなかった。ところが、書類審査で別な硬い審査員が、工程設計では、ISO9001は認定できないと言い出し、審査部長が説得できず、立場上、問題となった。審査部長と審査員は、N社まで、来て調整を始めた。この場合の妥協方法は、大抵、どこも、同じである。それは、何か、1つでも工場で製図をしていると、それが製品設計だとして、マニュアルに取り入れ、ISO9001を認めるのである。それは製品設計でなく、清書にすぎないのであるが。 |
| N社より先にISO9001で取得した、板金メーカーのF社は、最初、コンサルタントが台車の図面を書いていたのを製品設計として扱い、ISO9001のシステムを構築していたが、会社側では、意味が分からなかった。何故なら、これは、顧客のスケッチ図を清書していただけであるからだ。私は、工程設計を設計管理に適用し、T審査機関で審査を受けるようにし、ISO9001で1998年に認証を得た。 |
| N社は、このF社のコンサルタントと同じように、審査部長と審査員が、何か製品図を書いていないかと現場に来て探し、それがあれば、本審査は、それが不十分でもISO9001とすることで妥協案が出た。 |