| イギリスのある新聞の風刺漫画に、ボスが部下のパーキンズに「さて、パーキンズ。これから30分、君が仕事をうまくやっていないことに同意する話し合いをしよう。」というのが掲載されているという。 |
| イギリスでは、このような業績評価が盛んになっているという。通常、年1回であったのが、年2回とか、毎月とか、ひどいのは、毎週とか、その頻度が増大しているという。この話し合いにとられる時間は1対1で行うので、膨大であり、その間、仕事は停止する。ISO9000sの改訂版にある品質マネジメント8原則の3番目の「人々の参画」を得るためであろうか。あるいは「5.5.3 内部コミュニケーション」「6.2 人的資源」「6.4 作業環境」の間違った適用か。 |
| この種の業績評価の底にある考えで問題を起こすのは「業績の良否は、担当者の責任である。」というものである。改善システムが確立しているトヨタの「担当者の業績の良否は管理者の責任である」とは逆である。問題は、形でなく、基本となっている思想が何かである。 |
| デミングは、彼の14原則の4番目で、「全員が会社のために効率よく働けるように不安を一掃せよ。」として、マネジメント側の責任とシステムの改善を伴わない、作業者の責任にする業績評価は、不安を与え、生産性を低下させるとしている。アメリカのGMは、デミングのこの考えを1990年代にとりいれ、業績評価方法を百八十度、転換した。 |
| 人々の参画は重要であるが「どのような方法で参画させるのか」により、効果は、全く異なることになる。 |