審査機関Bの審査方法(H13.4月4週号)
最近、私のコンサルティング先のうち、5社が偶然、審査機関Bを選択した。審査機関Bとの関係は、私にとっては初めてであった。3月から書類審査、予備審査と連続して各社で審査が始まった。先発隊のA社の書類審査結果報告では、アドバイスと不適合が混乱しており、また、不適合指摘と思われるものも抵触するISO9001条項の明示がないのが特徴であった。しかし、これはISO10011の監査指針の無視であり、正規の審査員のトレーニングを受けたのか疑う行動であった。この問題を指摘したら、報告書が修正された。
ところが、2番手のB社でも、審査員が違うが、書類審査結果報告が不適合と質問がまざっており、A社のときの審査員同様に、抵触するISO9001条項が示されていなかった。B社で審査員に指摘したら、あわてて審査員から電話連絡が来て「数年間、審査員をしているがこういうクレームははじめてである。」と言ったという。そして、B社の予備審査が行われたが、これも不適合を個々に明確にすることはなく、意味の無いテオニハ議論であった。そして、「ISO9000をとってもレベルアップしないと意味が無い。」ということをしきりと言ったという。しかし、ISO9000審査にはレベルには無い。どうやら、書類、予備審査は指導的な内容で、本審査で不適合を指摘し、ある程度の是正だけで認証させようという流れであるようだ。
これはこの審査機関の特徴であるようだ。しかし、それは意図した方針でなく、放任されている結果であるようだ。それは、ISO10011をあげ、クレームをつけると、慌てて修正されるからである。4月中にA社の本審査、B社の予備審査、5月中にB社の本審査、C社の本審査となる。おっかけ、7月、8月、9月とD社、E社の審査が続く。審査機関Bは、どういう審査をするであろうか。