| ある雑誌に中小企業を中心にスリムなコンサルティングを行うと宣伝している会社が2000年改訂版を説明していた。2000年改訂では、shall要求の手順書は大きく、約20から6つに減少した。「文書管理」、「記録管理」、「内部監査」、「不適合品の管理」、「是正処置」、「予防処置」の6つである。 |
| ところが、驚いたことにこの解説では、さらに「職務分掌規定」「資源管理規定」「設計・開発管理規定」「購買管理規定」「生産管理規定」「特殊工程管理規定」「識別、トレーサビリティ管理規定」「顧客所有物管理規定」「物流管理規定」「データ分析管理規定」「継続的改善活動運営管理規定」が必要だと書いている。 |
| 11の管理規定の追加である。全部で17の管理規定である。これでは、94年版の約20の管理規定とはあまり違わない。中小企業では、最初から無駄な文書システムである。 |
| 私は、管理規定ゼロを推進し、品質マニュアルだけで、すでに20社近い企業が認証を得ている。人数は最初、15人の企業で用いたが、4月末に取得した企業は、300人の企業であった。しかも、手順諸要求の多い94年版で取得している。文書要求が激減したという2000年版で、かえって管理規定が増加するという指導は意味が無い。 |
| 2000年版は、文書要求を一方で減少させながら、一方で企業側の必要な文書の判断は企業に任せている。しかし、これは、審査員、コンサルタントが勝手に文書を増やことができる恐れがある。企業側がしっかりしないと、2000年改訂では、全体的に要求事項が増加しているので、かえって、文書が増加することになりかねない。 |
| 現在、2000年改訂に対応して、管理規定ゼロの数社で、改訂マニュアルを作成しているが、さらに文書量は減っている。 |