インターネットは世界を巡る。外国人の意見(H13.5月5週号)
 最近、トルコの博士で、ISO9000sの前身である、イギリス規格(BS5750)時代からの品質関係の専門家からメールが来た。次のような意見を述べていた。
1. 管理責任者は複数任命可能か?
 彼は、管理責任者の1名は問題があるかもしれないが、ISO9001:2000の規格の英文は1名としているのは明確であり、複数の解釈はできないとしている。イギリスのISO9000s関係者も「a member of」は単数を意味する英語であると以前言ってきた。なお、ある審査機関のQ&Aでは、小企業で社長が管理責任者を兼任していいかというのがあった。1名の管理責任者すら選出できない企業もあることになる。
2. 是正処置及び予防処置の最後のレビューとはどういう意味か?
 トルコの博士は、"レビュー"は、a)〜f)あるいはa)〜e)の見直しではなく、取った処置のその後の効果チェックであると意見を寄せている。これは、イギリスの主任審査員は、a)〜f)あるいはa)〜e)の"レビュー"は全くナンセンスであると厳しいメールが来た。さらに彼は是正処置のb)の原因の特定でcauseという英語は甘く、root causeとすべきであったと言っている。
 トヨタ生産方式で言う、「原因」でなく「真因」である。イギリスの審査員のほうがトヨタ生産方式を吸収しているのは皮肉である。
3. 内部処理の件
 トルコの博士は、これは、87年から保存の解釈は変化が無く、受入から企業の責任が終わるまでの範囲であり、これは、TC176の公文書のTC-176-N483に解説されていると言う。したがって、 保存は完成品を未完成品と区別するという限定した解釈は間違いで、どうしてこういう解釈ができるのか分からないとしている。