| 日本では、多くのISO9001認証取得企業が、「書類が増え、そのための仕事が増えた。」「データはまとめてサーベイランス用に作っており、作り物で日常管理には使われていない。」「品質向上に関係ない。」「しかし、認証のためには仕方が無い。」とこぼしているという情報が、ISO9001関係者の井戸端会議では常識的なこととして語られている。統計的なデータはどうなのであろうか。 |
| 4月末に刊行された「日経コンストラクション」では、建設業界のISO9000特集を組んでいる。その中で、建設業関係者にインターネットでアンケートを取り、194の回答を得て、それを分析している。かなり詳細な調査であるが、主要な点をまとめると次のような結果である。 |
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| 1. |
取得動機 |
| 市場の強制が77%であると回答。「免許」のためで「企業体質改善」ではないことになる。 |
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| 2. |
書類の改ざん |
| 66%が、一部又はすべての工事で改ざんがあると回答。 |
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| 3. |
企業業績への貢献 |
| 41%が、将来、受注条件になるので、「免許」として貢献するなど回答 |
| 38%は、取得企業が増加すると「免許」の意味がなくなるなどと回答 |
| 11.9%は、書類増、従業員のモラル低下など、マイナス効果があったと回答 |
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| 本音が出ており、きわめて信頼性が高く、ISO9000s関係者の井戸端会議的な情報が偏ったものでないことを裏付けるものとなっている。これは、また、1999年の「日経ビジネス」の10月25日号からの「こんなISOはいらない」で、ある準大手のゼネコンが毎月のある土曜日を偽書類作りの日としているという例が載っているが、これが特殊な例でないことを示している。 |
| あるサブコンの人が「最近、現場事務所に駐在しているゼネコンの人が現場管理にあまり出てこない。それはISO9000sの書類作りに追われているからである。」と言っていたそうだが、これでは本末転倒であり改善は進まない。もっと現場に出るISO9000sであるべきだ。 |
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