| 日刊建設産業新聞の6月8日号では、大規模なISO9000特集を組んでいる。 |
| ここで、日本適合性認定協会(JAB)の井須専務理事が次のように述べている。 |
| 「(前略)最近、コンサルタントと審査業務をめぐって一部問題になっている例があります。組織上、きっちりと審査とコンサルティング業務を区分けしていても、同一組織に両方をセットで提供することは禁止条項ですので、お客様にその辺りを明確に説明しませんと、お客様はあの審査機関に依頼すればコンサルも引き受けてくれて、認証も取得できるという混同した期待感を抱くケースがあります。このようなケースにはJABとしても目を光らせて厳しい対応をとることも考えています。(後略)」 |
| ある企業の管理責任者が3年程前、有名なS審査機関に申し込みに行ったら、応対に出た審査員が「コンサルタントをご紹介します。」と言って、同じ機関のコンサル部のコンサルタントを紹介したと言う。その企業の人は「せめて、審査機関側の人は席を外すくらいの節度を持つべきだ。」と批判していた。しかし、社長は、「それは楽に取れる。」とコンサルをその機関に依頼し、そしてこの審査機関でISO9001を取得した。禁止条項を犯して取得したことになる。 |
| また、別な企業の管理責任者が、あるコンサルタント主催の研修会に行ったら、その機関の審査部の審査員が最初に説明して、セットで審査をとらせるような印象を与え、紛らわしかったと言う。 |
| 上記の新聞記事は、建設業では、審査機関とコンサル機関が「談合的」ISO9000sをしている例があるという風評に対するコメントである。しかし、S機関のように、以前から堂々と行っている機関もある。 |
| このホームページの先週の"新着ニュース"に登場したB社を審査したB審査機関の審査員は、本審査修了後にコンサルタントの名刺を置くようなでたらめの審査であった。企業側もなめられたが、この審査員も「これは法律違反ですが」と言って泥棒を堂々とする行動をしていることになる。これに対して、A社、C社は堂々と、B機関に対してコンサル拒否を明確にして対応したので、審査員も学んであろう。しかし、B社を審査した審査員は、今後もコンサル混同の審査を他の企業にも継続するであろう。審査機関の姿勢だけでなく、企業側の姿勢も原因となっている。 |