是正処置において実施した活動のレビューの正しい意味は? (H13.9月4週号)
 ISO本部発行の”ISOニュース”最近号(7・8月号)に、アメリカ・マサチューセッツにある審査機関テュフ・マネジメントサービスの監査マネージャーであるグレイ・ミンクス氏の2000年改訂に改訂に関連して審査員の役割についての記事があり、審査員も勉強が必要だという意味で次の発言が掲載されていた。
 「ISO9001:2000規格は、是正処置でとった処置のレビューを要求している(8.5.2 f)。これは何を意味しているか審査員は『正しく』理解しているだろうか。用語集をよく勉強してレビューの項目(8.4.5)を見ればレビューは有効性の検証とある。これで明確である。企業が必要なのは、実行した是正処置の有効性の検証である。とった処置が問題の再発防止にいかに効果的であったかの確認である。これが(8.5.2 f)の是正処置のレビューの『正しい』意味である。」
 是正処置のレビューの解釈を例としてあげて、用語集を勉強せず、解釈を間違える審査員へのたしなめの言葉である。日本ではレビューについてはa)〜e)までをレビューするという解釈があるが完全に対立する解説である。ミンクス氏が言うように、2000年版では改善重視となったので、確かに審査員やコンサルタントの能力が問われるであろう。