設計アウトプットが製品の場合(H14年3月2週号)
 ソフト設計業で、フロッピーなどで完成したソフトを顧客に提供する企業は、設計アウトプットが製品である。建設のコンサル会社も、図面、仕様書などの設計アウトプットが顧客に提出する製品となる。
 この場合、製品実現の計画は、設計業務の計画と同じとなる。設計業務の計画については、ISO9001:2000の「7.3.1 設計・開発の計画」で計画の策定要求があり、その内容については、a)からc)までの3つの要求がある。製品実現の計画については、ISO9001:2000の「7.1 製品実現の計画」に計画作成の要求があり、その内容については、a)からd)までの4つの要求がある。
 したがって、この2つの計画を、例えば「設計業務日程計画書」に一本化するには、この7.3.1の3つの要求と7.1の4つの要求を満たせばよいことになる。これは具体的には、7.1の4つの要求を「設計業務日程計画書」に吸収すればよいことになる。
 7.1の4つの要求の「設計業務日程計画書」への吸収先は次のようになる。
 a)製品に対する品質目標及び要求事項
 これは設計インプットに該当するので、これを「設計業務日程計画書」に明記するか、引用すればよい。
 b)製品に特有な、プロセス及び文書の確立の必要性、並びに資源の提供の必要性
 これは設計業務と、それに該当する設計基準書、CAD、設計有資格者などの提供を「設計業務日程計画書」明記することになる。
 c)その製品のための検証、妥当性確認、監視、検査及び試験活動、並びに製品合否判定基準
 これは、設計の場合、設計検証や設計審査、設計の妥当性確認が該当する。これは「7.3.1」のほうで業務計画に含める要求があるので、そのままである。
 d)製品実現のプロセスの記録と合格の記録
 これも設計検証、設計審査、設計の妥当性確認の記録要求があるので、そのままである。