- M審査機関
| (1) |
最初のクレーム |
| |
4月1週号でとりあげたA社に対するM審査機関(外資系)の書類審査と予備審査はまことにひどい審査であった。予備審査では、12項目の指摘があったが、管理責任者は合意しなかったので、「合意を得られなかった」という奇妙な指摘文書となった。全部、shall要求がないものであった。A社の管理責任者はクレーム書を提出した。一両日で、審査機関の審査部長からの回答が来た。しかし、肩透かし型の回答であった。
|
| (2) |
2回目のクレーム |
| |
そこでさらに2回目のクレーム書を出した。回答は1週間くらいかかった。来た回答は12項目の指摘は全面的に撤回し、審査員の審査姿勢を詫び、本審査はそのようなことのないようshallにそったフェアな審査を行うという回答が来た。
推薦できる審査機関が生まれた。 |
- K審査機関
私の友人が関係している企業は何故か、K機関(日本系)を選んだ。私はその機関は気をつけたほうがよいと助言していたが。予備審査は、shallにない助言が圧倒的で、それを押し付けようとするので、無駄な文書過剰となる。そこで、審査後、会社は審査機関の上部にクレームをつけた。
審査部長は電話で「shallに添った審査はしていない。必要によっては、追加・削除してもよい。必要ないshallははずしていく。94年版ではshall
は明確だがshall だけを求めていない。2000年版では曖昧になっている。ISO10011−1は予備審査を拘束していない。」などの連絡があったという。
まことに国際規格に基づく審査を無視した回答であった。その後、どうなるかを見守りたい。とにかく、こういう審査機関は最初から選択しないことである。
- N審査機関
B社の管理責任者が、私のところに来て、フェアな審査機関を紹介してくれという。その会社はある日系のN審査機関でISO9001:1994をすでに取得しているので、どういうことかと聞いた。
管理責任者は、審査機関が文書過剰を押し付けるのでうまくいかず、従業員のモラル低下を起こしているという。2000年改訂に際して、同じ審査機関では同じ問題が出る。だから、審査機関を変えたいのであるということであった。
賢明である。思いつくまま、いくつかの審査機関の名前をあげた。気がついたら、日本の機関名はなかった。これは小泉総理ではないが、こんな分野でも構造改革が必要なのかもしれない。
|