関係者の反応
このISO事務局長の危機感に対する世界のISO関係者の意見が同誌のデベート欄に一部掲載されている。その中の審査とコンサルティングの兼務が関係する部分を抜粋する。
(1)インドのNiranjan氏:経営層の公約の欠如」
「現在の悪習・不正の原因の1つに認証の提供とコンサルティングを兼務している機関がある。私はこの事実をインドと中東で見た。」
(2)米国・コンサル会社社長:一部の不心得者がすべてをぶちこわす。
「16年間、審査に立ち会ってきたが、往々にして審査員がコンサルを行い、要求事項を自己流に作り上げ、ろくに記録も見ないで、早く帰るというずさんな審査をするのを見てきた。彼らの意見は文書で報告されるが、意味がわからないことが多い。」(氏の意見は長いので、全文翻訳して臨時号に掲載)
(3)Ron Kreb氏・カナダ:誰も責任をとらない。
「コンサルと審査の兼務も問題がある。」
(4)Terry Peterson氏・英国:審査機関にも疑わしい行為がある
「多くの審査機関が訓練、助言、導入計画などのコンサル業務を提供している。エンロンの崩壊で明らかなように、監査とそれ以外のビジネスとは、法的に明確に分離すべきである。」