ISO19011:2002の発行(H14年12月3週号)

ISO9001:2000の「8.2.2 内部監査」の参考にあるISO10011−1、−2、−3の監査の指針は、改訂され、ISO19011:2002となった。正式には10月に発行された。今回の改訂では、環境の監査指針であるISO14010、11、12も統合された。したがってタイトルは「品質及び/又は環境マネジメントシステム監査のための指針」となった。
基本的には、ISO10011−1、−2、−3と変わらないが、興味あるのは、監査員の「個人的特質」がさらに明確されたことである。解説者によると「資格認定だけでは、審査員の力量評価が不十分である。資格があってもひどい審査員がいる。」という企業側のコメントに基づいているようである。
次の9項目があげられている。

1.倫理的(公平、誠実、実直、正直、思慮深さ)
2.偏見がない(別の考え方への配慮)
3.交渉力(人と効果的に接触できること)
4.観察力(周辺の状況に敏感)
5.知覚力(状況の認知、理解、対応性)
6.融通性(異なる状況への順応性)
7.粘り強さ(持続性ある集中力)
8.決断力(論理的なタイミングよい結論を出せること)
9.自立性(他と協調しながら、独立性の維持をできること)

上のすべてを満たすのは大変であるが、しかし、どなったり、 平行線の議論を長々したり、1つの方法を押し付ける審査員は、上の9つをすべて満たさないことになる。 精美堂のT審査員はこの典型である (このホームページの「審査/コンサル体験談」コーナーの「あるサーベイランス・シーン・その1/その2/その3/その4」参照)。