M社、審査機関を変えて認証(H15年3月4週号)

このホームページの審査/コンサル体験談コーナーの平成15年1月2週号「審査機関の変更」でふれたM社の管理責任者から、メールがあり、選択した外資系大手のB審査機関の移行審査が先週終わり、不適合ゼロで認証内示が出たとのことであった。

同社は、昨年1月に94年版でISO9002を取得した。そのときのコンサルタントがデミング賞を取得したという大手企業出身の品質保証部出身者とのことで、重いシステムで取得した。コンサルタントとの指導に、疑問点が多く、一貫性がなく、企業側とコンサルタントとの間に摩擦が多くあったという。M社は、30人程度の製造業である。大手型のシステムは最初から合うはずはなかった。
企業の体質に応じて、システムを構築するというコンサルタントの基本が放棄され、その被害が会社に及んだ例である。

M社は、94年版の反省から2000年版は、ムダのない合理的なシステムに切り替えることにした。昨年の10月から当社推奨のムダのない新システムに切り替え、3ヶ月の実績データがそろった今年の1月に移行審査を受ける計画であった。しかし、ここで従来の審査機関の規格無視の文書化要求があり、かつ、マネジャーの対応が悪かったので、審査機関の変更の検討に入った。この詳細な経過は、新着ニュースH15年2月3週号・審査機関の変更2に書 いてある通りである。

M社が審査機関を変更し、成功したバックには、経営者の理解と決断があった。勲章をとるために無駄が多くても仕方がないとうことでなく、きちんと納得した効率的なシステムでISO9001:2000を取得したいという経営者の基本姿勢はゆるがなかったからだ。