本文と参考との関係(H15年7月3週号)

ISO9000の2回の改訂(94年版、2000年版)の経過をみると、本文と参考(NOTE)の間に、移動がみられる。2000年改訂では、用語定義集のISO9000:2000との間の移動もみられる。ISO9000シリーズを正確に理解するには、これらの関連を総体的に把握することである。


1.1987年版から1994年版へ

1987年版
1994年版
項目番号
内容
項目番号
移動先
4.2品質システム 参考の参考a)からg) 4.2.3品質計画 本文のa)からh)
4.4.5設計検証 本文b)からd) 4.4.7設計検証 参考10
4.7購入者による支給品 参考 4.7顧客支給品の管理 本文
4.9工程管理 本文の特殊工程の用語 4.9工程管理 参考16
4.10検査及び試験 参考 4.10検査・試験 4.10.2.2の本文

2.1994年版から2000年版へ

1994年版
2000年版
項目番号
内容
項目番号
移動先
4.2.2品質システムの手順 本文「品質システムの構成部分となる範囲及び詳しさは―――」 4.2.1一般 参考2
4.4.7設計検証 参考10 ISO9000:2000「3.8.4 検証」 参考2
4.4.8設計の妥当性確認 参考13の「妥当性確認は製品完成前の早い段階で必要になることがある」 7.3.6設計・開発の妥当性確認 本文の「実行可能な場合には、製品の引渡し又は提供前に―――」
ISO8402:1994の「2.18妥当性確認」 参考2 ISO9000:2000の「3.8.5妥当性確認」 参考2は削除され、上記、本文に移動
4.9工程管理 参考16の特殊工程の用語 ISO9000:2000「3.4.1プロセス」 参考3

ISO9001:2000の「3.定義」では、「この規格ではISO9000:2000に規定されている定義を適用する。」とあるから用語定義の内容もISO9001:2000要求の1つである。よく理解しておくべきであろう。