番号 |
ISO
番号 |
審査員のほめ言葉 |
M社の逆な考え |
1 |
5.5.3
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異常時の対応手順など、工場掲示物で品質に寄与する情報が一般の作業員の目に入りやすい環境が作られていた。 |
これらの掲示文書は、顧客よりの強制的な掲示であり、内容は抽象的で具体性がなく、内部コミュニケーションになっていない。外向けである。作業者は仕事に忙しいので下向きであり、読んでいない(このホームページの「『異常』漢字の掲示の異常:H16年9月1週号」参照)。M社では、無駄であるので、ISO9001:2000では、外部文書扱いとして掲示し、社内の文書管理から除外した。 |
2 |
8.2.4 |
画像処理による自社開発の自動検査機で組付け不良の全数検査を行っていた。これはすばらしい。 |
画像処理による自動全数検査機は、すでに産業界では約20年来の歴史があり、驚くほどの革新的なことではない。したがって、この観察事項は研修生が産業界は素人であることを示す。それに、マネジメントシステム審査文書なのに、専門外のハードウエアの評価をしており、マネジメント審査の性格を知らないことにもなる。むしろ、この自動検査で発見された不良品の是正処置のマネジメントを審査すべきだ。 |
3 |
8.3 |
発生した不良品をさらし台という形でどの不良が多いかすぐ分かる形にしている。これは不良減少に役立つすばらしい活動である。 |
これは、電気・自動車産業では、小企業でも古くから行われていることである。これも顧客の強制。M社では、不良品を見るだけで不良品が減少するという感覚は異常であると考えている。これは顧客の品質保証部の強制である。不良品を見て、真因はすぐに分からない。不良品の減少は、M社では、真因をつぶす技術的な改善なしでは確実に達成できないと考えている。この研修生はそれを理解できないのか、レベルの低いことに感動している。 |
4 |
6.2.2 |
私の作業宣言という形で、一人一人の重視している課題を明確にして掲示している。これは従業員を動機づけ、目標を明確にするすばらしい活動である。 |
M社の作業は、簡単なルーチィンワークである。したがって、一人一人の課題は、「作業をきちんとやる」というような同じ内容で、達成の測定不可能な精神論である。顧客の品証部門の強制で書かせられて掲示しているだけで、M社はあまり重視していない。効果もないのでこれも外部文書扱いとしている。研修生はデミングの14原則を知らないようだ(このホームページの「新着ニュース9月4週号『目標管理とISO9001:2000』」参照)。 |
5 |
8.5 |
各ラインごとの過去(数年前から)のクレームを掲示し、作業員に注意を呼びかけている。これはすばらしい活動である。 |
M社は、過去のクレーム掲示よる注意は、再発予防に効果的でないと考えている。掲示を読まないと再発の恐れがあるのは、すばらしいどころか、無駄で危険である。技術的な対策(是正処置)はどうなっているのか。クレームの前と後での作業のカイゼン変化を作業者は知っているのか。その方が重要である。M社は、顧客の要求で掲示しているだけで、これも外部文書扱いとしている。 |