ホームページ読者からの感想(1)
(H17年4月2週号)

公表されているISO9001:2000についていろいろな意見があるが、企業人の生の声が少ないように思う。
他に悩んでいる人の励ましになればと思い、当ホームページにメールをいただいた御意見のうち、代表的なものを2つ、御参考までに掲載させていただく。

1.A氏より
お名前は著書「こんなIS09000はいらない」で知りました。私の考え方に転機を与えてくれた本です。
勤務する会社では、毎年IS09000の定期或いは更新のための監査を受けております。その度に悔しい思い、腹立たしくもやりきれない思いが残ります。高い金を払い、審査員から言いたい放題言われ、まるで監督官庁の立ち入り検査を受けているようです。
それで何か改善されたかと言えば、実際には何ら変わっていないというのが実感です。こんな状況を早く打破したいと願い続けてきました。

どうか今後も有用な著作、記事の配信を切に願っております。
有難うございました。

2.B氏より
現在、私は電気部品製造メーカーで働いています。
先日、月刊誌「工場管理」(日刊工業新聞社発刊)を読んでいましたところ、西沢所長の「ムダの少ないISOにする統合システムの設計と運用」が目にとまり、読み進むうちに(今まで日本でのISO審査に対する矛盾点を感じながら弊社の品質マニアル改訂作業に取り組んでいた)、私の心の中に立ちこめていたもやもやが一瞬にして吹き飛びました。

私は、94年に現在の工場で管理責任者としてISO9002の取得の為にマニアル作成に取り組んできましたが、当時は文書管理の複雑さを感じながらも、これが国際規格の要求なんだとコンサルタントの要求されることを全て文書化してきました。

しかし、認証後すぐにマレーシアに出向し2年後には、海外工場でも認証のための取り組みを始めましたが、そこで驚いたのは要求事項に対するマレーシアでのコンサルタントの解釈が日本に比べると非常にフレキシブルで、日本みたいに何かから何まで文書でしばることがありませんでした。「こういう方法で私達は管理しています。」と答えるとマニアルに全て細かく書かなくてもよく、日本の半分のページ数で認証されました。

そういう経緯で、最近よく耳にする、ISOが文書漬けだけで実際の仕事に役に立つどころか、逆に阻害要因になってしまっているとの声、これは日本の審査会社の責任に追うところが非常に大きいのではと、感じている所でした。その意味で西沢所長の記事は、これから本当に役に立つマニアル作りを始めようとしていた私に、大変希望を与えてくれるものでした。

有り難う御座いました。