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これは“文書化した手順”要求がないが、shall要求全体にふれるため、表13の例のようにポイントをまとめる。法令及びその他の要求事項の順守の定期的評価は、内部監査のときに行う方法をとっている。内部監査のときに、環境と労働安全衛生の関連する法規及びその他の要求事項の実施状態を監査することになる。
表 13
プロセス分類 |
監視及び測定手順 |
| 統合マネジメントシステムのプロセス |
「8.2.2 内部監査」による。 |
| 製品実現のプロセス |
顧客関連プロセス及び購買 |
「8.2.2 内部監査」による。 |
| 設計プロセス |
「設計依頼書」による。異常の場合の処置はこのマニュアルの「7.3 設計・開発」による。 |
| 製造プロセス |
「作業指示書」による。異常の場合は、このマニュアルの「6.3 インフラストラクチャー」、「8.3 不適合製品の管理、及び「8.5.2 是正処置」に準拠。 |
| 環境関係 |
環境パフォーマンス |
著しい環境側面に関する測定は「環境目的・目標実施計画書」に定めて実施。統合管理責任者は、これらの記録を「統合データ集計表」にまとめ、「環境目的・目標実施計画書」の目標と対比して管理。 |
| 順守評価 |
「8.2.2 内部監査」による。 |
| 労働安全衛生関係 |
労働安全衛生パフォーマンス |
「作業報告書」に記録。また、統合管理責任者は、これらの記録を「統合データ集計表」にまとめ、かつ、「労働安全衛生目標実施計画書」の目標に対し、その労働安全衛生パフォーマンスを対比して管理する。 |
| 順守評価 |
「8.2.2 内部監査」による。 |
(1)不適合の定義
不適合製品の管理は、ISO9001:2000では“文書化した手順”要求があるので、ISO14001:2004もOHSAS18001:1999もISO9001:2000の「8.3 不適合製品の管理」の項目に含めて、その管理手順を示すことになる。
この場合、不適合製品は、不良品としてイメージがわきやすい。労働安全衛生の不適合も怪我などイメージが描きやすい。しかし、環境の不適合はピンとこないことがあるので、定義をしておいたほうがよいであろう。また、不適合製品の場合、処理と処置が混乱することがあるので、用語を定義したほうがよいであろう。
「事例」
8.3 用語定義
環境の不適合: |
「環境目的・目標実施計画書」、『排出物処理基準』及び『作業基準書』及び法令・当社の合意事項などで要求された処理方法を満たしていない状態をいう。
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発見部門: |
不適合を発見した部門をいう。 |
発生部門: |
不適合を発生させた部門をいう。 |
処 理: |
不適合品が誤って使用されたり、又は引き渡しされたりすることを防ぐため、不適合品に対してとられる行為及び環境の不適合の環境影響への緩和処理をいう。改善の意味の処置と混乱を避けるため区別して用いる。
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(2)2種類の不適合製品の区分
不適合製品の扱いは、実務的にバラツキの範囲で起こる「定常不適合製品」と、突発的な原因で起こる「事故不適合製品」を定義して区分し、定常不適合製品は、基準化したルールで処理することが望ましい。
8.4の統計データは、表14の事例のような「統計データ集計表」を作成し、品質、環境、労働安全衛生の統計データ(通常は月単位)を集計する。
表14
○○月度・統計データ集計表
データ内容 |
データ |
品質関係 |
顧客クレーム件数と内容 |
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| 社内工程不適合内容別不良率 |
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| 外注返品件数と内容 |
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| 顧客満足度関連 |
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環境関係 |
使用電力 |
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| 一般ごみ廃棄量 |
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| 産廃物廃棄量 |
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| 排水量 |
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| ガソリン購入量 |
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労働安全衛生関係、災害件数と内容 |
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これは、表15のように、マネジメントレビューに含まれるので、一緒に実施すると明快である。
継続的改善 |
マネジメントレビュー |
品質方針、品質目標 |
対象 |
品質方針、品質目標 |
環境方針、環境目標・目的 |
環境方針、環境目標・目的 |
労働安全衛生方針、労働安全衛生目標 |
労働安全衛生方針、労働安全衛生目標 |
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マネジメントシステムの改善の機会及び変更の必要の評価 |
監査結果 |
インプット |
監査結果、法令など順守評価の結果 |
データの分析 |
顧客からのフィードバック、プロセスの実施状況、製品への適合性、外部コミュニケーションの記録、環境パフォーマンス、環境目的・目標の達成程度、労働安全衛生パフォーマンス、労働安全衛生目標の達成状況 |
是正処置 |
是正処置及び予防処置の状況 |
予防処置 |
マネジメントレビュー |
前回までのマネジメントレビュー結果 |
これは、ともにISO9001:2000では“文書化した手順”を要求しているので、ISO14001:2004もOHSAS18001:1999もこれに含めて手順書化する。
なお、ISO9001:2000で問題になるのは、製品の是正処置と予防処置の区別の問題である。これを明確にするために、次の事例のように、製品品番レベルで定義することにより、混乱を防止できる。
「事例」
8.5.2 用語定義
製品の是正処置:同じ品番の製品の再発予防策をいう。
8.5.3 用語定義
| 製品の予防処置: |
不適合が発生していない品番の製品の不適合発生予防策をいう。現存するある品番の不適合品の原因が、潜在している品番(他の品番)の不適合品の原因と同じ場合、その原因を除去して、潜在的な品番の不適合品の発生を予防することも含む。 |
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